神の光

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神の光 2024年7月号巻頭言 規則の中で

七月の声を聞くと富士山の山開き、二ヶ月余りに亘る本格的な夏山シーズンの到来となる。コロナ禍以前の登山の形態は、富士山が世界文化遺産になったこともあって外国人も殺到するなど一大登山ブームが起こり、北口に当たる吉田のスバルラ […]

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神の光 2024年6月号巻頭言 真心を遺して

過日六十一歳の若さでお里帰りされたHK刀自の神葬祭を奉仕させて頂いた。刀自は岩手県の生まれで地元の高校を卒業して上京、勤めた会社でご主人と出会い、互いに心惹かれて結婚された。子供には恵まれなかったが夫婦仲はとてもよく、刀 […]

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神の光 2024年5月号巻頭言 天祭に向けて

今年は寒暖の差が例年よりも激しく、当初は東京のソメイヨシノの開花が全国に先駆けて三月の二十日と予想されていたが、この後めっきりと冷え込んで蕾も固く閉じ続け、東京近郊である本庁周辺の桜の名所である二ケ領用水の桜並木も遅れに […]

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神の光 2024年3・4月号巻頭言 百三十天祭に向けて

三月は教祖さまの祥月命日にあたる。今年は教祖さまが明治二十七年三月の三十日に享年六十六歳でお里帰りされてから丁度百三十年の節目となる。本来なら、十年ごとの天祭を営む年であるが、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣 […]

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神の光 2024年2月号巻頭言 後悔せぬためにも

元日の朝は快晴、風も穏やかで小春日和ののどか新玉の年を迎えたと思いきや、午後の四時過ぎ石川県能登地方を震源とする震度七の巨大地震が発生し、大津波警報も発令されて、珠洲市や輪島市など周辺一帯は、火災や家屋の倒壊、流失などで […]

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神の光 2024年1月号巻頭言 命のいとなみを

天地海めぐる月日の心しれ 昔もいまだ生(しょう)はかはらん  年あらたまる令和六年元日の正零時、教祖さまの詠(よ)まれたこのお歌を三度復唱し、続く「新玉(あらたま)の年立(とした)ち還(かえ)る今日の吉日(よきひ)に・・ […]

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神の光 2023年12月号巻頭言 親心

NHKの首都圏ネットワーク等のニュース番組の中に「STOP詐欺被害!私たちはだまされない」というコーナーがある。その内容は特殊詐欺の巧妙な手口の様々な事例を紹介して、いかに詐欺に引っかからないように対処するかといった注意 […]

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神の光 2023年11月号巻頭言 一火一水

十一月は泰祭の月。取り入れの御祭り。 作物の出来不出来は天候に大きく左右される。地球温暖化の影響で年々平均気温が上昇し、特に今年は記録的な暑さとなった。東京都心では、三十五度を超える猛暑日が二十六日あり、ー度を超える真夏 […]

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神の光 2023年10月号巻頭言 静けく

静けく過日、S氏の十年祭を奉仕させて頂いた。この方、昭和五年に農家の三代目に生まれ、戦中戦後の苦難の時期を乗り越えて家業を相続、野菜作りに勤しみこれを生とする。時代は下って昭和三十年代以降、工業立国化が推進されて、都心周 […]

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神の光 2023年3・4月号巻頭言 泣くべき時には

三月は教祖さまの祥月命日にあたる。教祖さまは御奉公時代のお若い頃にお囃子をたしなみ、歌舞伎や浄瑠璃もお好きで、晩年には芝居を見た時のこんな逸話が残っている。 明治二十四年のこと、熱心に丸山信心をしていた歌舞伎座付役者の板 […]

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